平屋の注文住宅の4つのメリット

注文住宅は自由にデザインできる家です。自由にデザインできるということは、平屋にも2階建てにもできるということです。土地に制限がなければ、半地下を作ったり、3階建てにしたりすることもできます。

近年の住宅は2階建てが多いですが、平屋には4つのメリットがあります。

1つめはバリアフリーに対応しやすいことです。

家を建てた当初は不便がなくても、長く住んでいると家族が高齢になったり、怪我をしたりして、バリアフリー化が必要になってくることがあります。

家の中でも移動に不便を感じる部分が階段です。平屋はもともと階段がないのでバリアフリーに対応しやすい家といます。

2つめは家族とのつながりを感じられることです。

2階建ての家の場合、同じ家にいても階が違うと離れているように感じてしまいがちです。たとえば、夕飯の準備ができて声をかけるにしても、声が届きにくく1階から2階に向かって大声を出したり、階段を上って部屋まで声をかけに行かなければなりません。

平屋の場合は同じフロアで過ごすことになるので、2階建て住宅に比べて家族とのつながりを感じやすくなります。

3つめは構造的に安定していることです。

日本は地震や台風が多い国なので、注文住宅を建てるときに耐震性など気になります。地震の揺れや強風のダメージは、建物の縦の高さが高いほど大きくなります。平屋は2階建て住宅に比べると高さが低く、安定した構造をしています。

4つめは生活動線がスムーズなことです。

ワンフロアなのでトイレ、リビング、お風呂、台所など、室内の移動がスムーズです。2階建ての場合は上下の移動もありますが、平屋なら横の移動だけです。

生活動線がスムーズなので掃除をしやすいメリットもあります。掃除機を持って階段の上り下りをするのは苦労しますが、平屋ならこういったことをする必要がなく、掃除機かけが楽になることでしょう。

このように、バリアフリーに対応しやすい、家族を感じやすい、構造が安定している、生活動線がスムーズといったメリットがあります。