| 暮らしやすい住宅を建てたいなら、平屋がおすすめです。ワンフロアで生活のすべてをまかなえることができるので、部屋から部屋への移動も楽ですし、常に家族の様子を知ることができるので、家族間のコミニュケーションにも困りません。 ですが、建てるときに注意しないと、逆に暮らしづらさを感じることにもなります。 平屋住宅を建てるときのコツは、生活動線を意識しているかどうかです。 家というのは、建てるまでが問題ではなく、建てた後のことが問題なのです。 特にキッチンや洗面所、バスルームが離れていると、移動するのに不便です。できるだけで水回りは一箇所に固めておくと便利になります。 特に、洗濯は洗って干して、更には畳むといった様々な動きを必要とします。 不便を感じないためには、洗濯機置き場からサンルームへとすぐに直行することができるようにするなどの工夫が必要です。 そして、クローゼットに直行できる間取りにしておくと、乾かした服をすぐに片付けることができます。このように、注文住宅を建てるときには、実際に家事をしているときの動作を思い浮かべると、暮らしやすい間取りが完成しやすくなります。 そして、キッチンや洗面所は時間的によっては家族が渋滞を起こす場所です。特に朝は、洗面所やトイレを使うため、狭い場所だと往来するときにぶつかる可能性もあります。 洗面所の入り口などは広く取り、スムーズに出入りできるようにすることも大切です。 また、平屋だからといって横のイメージだけを意識することはありません。 たとえば、ロフトや中二階を作ることにより、縦の空間を活用することもできるのです。 ですが、その場合は注意も必要です。天井があまりにも低いと、活用することがなかなかできません。作るときには、十分に動けるスペースを確保するようにしましょう。 注文住宅で平屋を建てるときには、実際に暮らしたらどうなるのかを、じっくりシュミレーションしながら考えることが大切です。 どの部屋をどこに配置すれば、家族全員が暮らしやすい家が完成するのかを意識しましょう。 |