注文住宅で家を建てる際に，注文住宅ならではの建築方法の一つに平屋での建築があげられます。
建売住宅で平屋というものを見かけることはまず無いと思いますが，注文住宅でこそ平屋を建てるメリットがあると思います。

　注文住宅で平屋を建てるという点に対しては，メリット・デメリットがあります。

　メリットを挙げてみると，デザインがおしゃれになる，２階がないために家屋内での移動がとてもスムーズになる，２階に物干しがないため洗濯後の衣類の乾燥の手間が楽になる，開放感のある間取りを設計することが出来るといった点があります。

　デメリットには，注文住宅で通常の２階建て家屋を建築するよりも費用が割高になる，平屋で十分な家屋内のスペースを取ろうとするとどうしても広い敷地が必要となり，土地を取得するための費用が割高になるといった点があります。また，土地の形の制約を受ける場合もあるので注意が必要です。

　注文住宅で平屋の家を建築する人々の中には，高齢者の方も多く見られます。
家屋内に階段がなく、ワンフロアで生活できるために、平屋の注文住宅はバリアフリー性にとても優れていて、小さな子供さんや高齢者にとっては非常に安心して暮らすことが出来る家屋の形だとも言えます。
近年では２階建て住居を改築して平屋建てにしてしまう方も増えてきているので，平屋の家屋の魅力がわかると思います。

　注文住宅で平屋の家屋を設計するのであれば，開放感のある間取りや、家事動線の効率化などをしっかり考慮して2階建て家屋にはできない，魅力ある家屋作りを目指したいものです。

　注文住宅で平屋の家屋を建てることを検討している場合には、注文住宅を専門としてい来る住宅会社の資料を取り寄せたり、多くのハウスメーカーが出展しているモデルハウスを見学したり等して、具体的な情報収集をすることが大切です。
特に住宅展示場などでは平屋の家屋は展示されていないことが多いので，実際に平屋を建てた方の住居を見学させてもらうこともとても重要になる言えます。